study blog② 【奇跡のコース/奇跡講座】ワークブックレッスンのルールとは?

今回は、A Course in Miracles (『奇跡のコース』/『奇跡講座』)「ワークブック」の序文の2段落目のポイントを一緒にに確認していきましょう。

これは、ワークブックレッスンを行う上で定められているルールと言える文章です。

このルールを読んだ時、みなさんはどのように思われるでしょうか?
なぜ、一日に1レッスンなのでしょうか?

私がこのルールを最初に読んだ時に思ったことは、「少なくとも1年はかかってしまうのだな」という落胆に似た思いでした。

一刻も早く、A Course in Miraclesの学びを習得したいと思っていた、つまり焦っていたのだと、今なら自分で認められます。

365あるレッスンを一刻も早く終えることが、A Course in Miraclesのめざす目的ではないことは明白です。
ワークブックレッスンのルールに込められた意図は、「急がないように」「焦らないように」ということです。

それなのに、私がそんなにも急いでいたのは、むしろ、自分の心を見つめ直しながら、徐々にホーリースピリットの見方で見られるように練習することへの抵抗、そして練習によって受けとることになるほんとうの贈り物への抵抗だったのだと思っています。

別な表現をすれば “急ぐことで、大切なプロセスを飛ばしてしまおう” ということになります。
本当はその飛ばしてしまいたいところに、大切な贈り物、気づきが待っているというのに。

これは、A Course in Miraclesの学びに限ったことではないと思いますが、焦りはやはり禁物なのだと思います。

今日、用意されているレッスンひとつを丁寧に行う。

そして、レッスンをすることで湧き起こる思いや抵抗に対して、それを“間違っている”とジャッジしたり、無かったことにしたりしないで、学びのガイドであるホーリースピリットに「一緒に見てください」とお願いして、丁寧に、やさしく自分の心を見つめる。

ゆったりとしたペースでそれを続けていくことで、それまで見過ごしてきてしまった大切なことを、その本当のメッセージを受けとり直す経験を、私も何度もしてきました。

そうして楽になってきました。

一日に1レッスン以上、できませんね。

今日もまた、丁寧にひとつのレッスンを取り組んでみましょう。

ありがとうございます(˶ˊᵕˋ˵)

WINGS 波多野圭子